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**顎関節症はどうしたら治る?
顎関節の異常は身体全体の歪みを引き起こすために、いつも注意しておくべき部位であります。
顎が歪むと「顎がカクカクする」「口を大きく開けられない」「顎が痛くて咬みにくい」など直接顎関節に関係することから、顎の歪みから間接的に
起こる「肩コリ」「めまい」「頭痛」「腰痛」「膝痛」「股関節痛」・・・など広範囲にわたってあります。
顎関節が歪むことにより、内側翼突筋、外側翼突筋が硬くなり、かみ合わせを制限してしまいます。
顎関節が歪む原因は頬づえの習慣、腕や手首、足首のねじり、かかとのねじり、股関節、仙骨や顔、頭の歪みなど身体全体に及びます。
それゆえ、ただ顎関節の歪みを整えればよいのではなく、身体全体の歪みを整えなければすぐに元に戻ってしましまいます。
足の中指の付け根が大変痛い人は顎関節が歪んでいることが多いです。
まず顎二腹筋の硬さはないか、咬筋の硬さはないかを確認することから始めます。これらが硬い場合には顔の表面の下顎角から頬骨にかけて軽く揉み解していきます。
顔を直接もむのが大変な場合は掌側の手首に顎二腹筋に相当する反射区がありますので、そこを左右に軽く往復させると同じ効果があります。また足の舟状骨と立方骨を揉む方法もあります。
顎関節は側頭骨にかかっているので側頭骨の左右差を確認する必要があります。左右で高さの違いがある場合には手の親指や小指の側面に軽い刺激を与えると本来の状態に戻ります。顎関節に気を入れる方法もあります。後頭骨、前頭骨も調整するといいですね。
腕のねじれも大きく顎関節を歪ませます。主に内施している人が多いです。親指のねじれ、指の曲がりも関係が深いです。上腕三頭筋、三角筋、脇のコリをとると顎関節の歪みが取れることもあります。尺骨調整も関係があります。
踵の歪みは股関節〜肩関節〜顎関節と歪みを上へ上へと伝えていきますのでしっかり踵の歪みをとらないと顎関節の歪みもとれません。簡単な方法としては眉毛のすぐ上を内側から外側に軽くこすると上顎、下顎のバランスが取れ踵もよくなります。股関節も歪みをとります。
このように顎関節の歪みは全身の歪みと関係していますので、顎関節だけでなく身体全体を確認してとりかかるようにしましょう。
**歯ぎしり・食いしばりはどうしたら治る?
上下の歯をいつもくっつけてしまう習慣のある人、ストレスが沢山たまっている人、顎二腹筋や舌骨筋が硬い人などに歯ぎしりや食いしばりがみられます。また鎖骨のズレや股関節に問題ある人にも見られます。
歯ぎしり・食いしばりにより歯を壊したり、顎関節症、咬み合わせ異常につながることが多いです。
まず上下の歯をいつもくっつけてしまうクセのある人は唇を閉じて歯を離すことを覚えて下さい。歯をくっ付けていると気付いたらすぐに離す習慣が大事です。
腕の脇もみをすると顎二腹筋などが緩み、顎もほぐれ食いしばりなども軽減します。
鎖骨のズレや股関節の問題なども解決しておくようにしましょう。手の親指の付け根をもむのもいいですね。
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